ネット上の進学掲示板やSNSでは、「短大だから定員割れしているのではないか」「出願すれば全員合格するのでは」といった声が散見されます。しかし、この言説には入試の構造的な落とし穴が潜んでいます。
短大側は、認証評価機関の定める基準や文部科学省の収容定員管理に基づき、厳格な入学者管理を行っています。学科全体の志願者数が募集定員に近い状態であっても、各コースの受け入れキャパシティ(実習室の定員や専門指導教員の配置数)には上限が存在します。そのため、特定の一番人気コースに志望者が集中した場合、第2志望コースへの「スライド合格」となるか、基準に満たない場合は不合格通知が出されるリスクは現実に存在します。
「倍率が低いから対策なしで受かる」と侮り、エントリーシートの推敲や模擬面接を怠る受験生ほど、本番での受け答えに詰まり手痛い結果を招きがちです。倍率の数値そのものよりも、アドミッション・ポリシーへの合致度こそが実質的な合格ラインを左右しています。
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