近畿大学記念会館の派手なイベント性ばかりに目が向きがちですが、その根底には創設以来受け継がれてきた極めて真摯な教育理念が存在します。その精神的支柱を深く理解できる場所が、東大阪キャンパス内に設置された歴史資料館「不倒館(創設者 世耕弘一記念室)」です。現在も企画展「卒業式・入学式記念」などが定期的に催されており、大学の歩みと式典に込められた思想の変遷を学ぶことができます。
創設者・世耕弘一が掲げた「実学教育」と「人格の陶冶」、そしていかなる困難にも屈しない「不倒」の精神。記念会館で行われるエネルギッシュな式典は、この「世の中の常識を覆し、何度倒れても立ち上がる人材を育てる」という建学の精神を現代の表現様式へとアップデートした姿と言えます。単に騒ぐためのイベントではなく、自らの足で人生を切り拓いていく覚悟を胸に刻む場として機能しているからこそ、卒業生たちの表情は真剣そのものであり、流れる涙には本物の重みが宿ります。
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