この大一番に向けて、両指揮官がピッチに送り出した布陣には明確な意図が反映されていました。ブラジル代表は4-3-3を採用し、ウインガーの個人技と中盤のテクニックを軸にした支配型のフットボールを展開。モロッコ代表は規律ある4-1-4-1(守備時4-5-1)を敷き、中央のスペースを完全にプロテクトする陣形で応戦しました。
ブラジルは両サイドバックが高い位置を取り、インサイドハーフがハーフスペースへ侵入することで数的優位を作ろうと試みました。しかしモロッコは、サイドバックとウイングが完璧な連携で挟み込み、セレソンのドリブラーに自由な仕掛けを一切許しませんでした。まさに戦術の練度と個のインテンシティが正面衝突したハイレベルな戦術戦となったのです。