学校教育の現場で100年近く受け継がれてきた「すいへーりーべーぼくのふね」。この暗号のようなフレーズは、元素周期表の原子番号順に並んだ元素記号の頭文字を日本語の音階に乗せたものです。
基本となる原子番号1番から20番までの内訳は以下の通りです。
- 水(H:水素)兵(He:ヘリウム)
- リー(Li:リチウム)ベ(Be:ベリリウム)
- 僕の(B:ホウ素、C:炭素、N:窒素、O:酸素)
- 船(F:フッ素、Ne:ネオン)
- 七曲がり(Na:ナトリウム、Mg:マグネシウム、Al:アルミニウム)
- シップス(Si:ケイ素、P:リン、S:硫黄)
- クラーク(Cl:塩素、Ar:アルゴン、K:カリウム)
- か(Ca:カルシウム)
高校の「化学基礎」テスト対策としては20番のカルシウムまで覚えれば大半の設問に対応できます。しかし、受験化学を極める層や理科ファンの間では「その先の続き」も知られています。
21番のスカンジウム(Sc)から36番のクリプトン(Kr)までは、一般的に「スコッチ暴露(ばくろ)しマンガン、鉄・コバルト・ニッケル・銅・亜鉛。ガッツでお立ち寄り、ゲゲッとアサシン、千切れ(セ・臭・素)るクリプトン」や、「閣下(Sc・Ti)清く(V・Cr)マン(Mn)鉄(Fe)コ(Co)ニ(Ni)銅(Cu)亜鉛(Zn)、ガ(Ga)ゲル(Ge)あっ(As)せん(Se)ブロー(Br)カー(Kr)」といったユニークな語呂合わせで記憶されます。目に見えない原子の世界を言葉遊びで可視化する試みは、世代を超えて知的好奇心を刺激し続けています。
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