歴代の日本人宇宙飛行士たちも、国際宇宙ステーション(ISS)の観測用キューポラから肉眼で地球を見つめた際の印象を数多く書き残しています。
彼らの回顧録や帰還後インタビューに共通しているのは、「写真集で見ていた濃紺の地球とは違い、息をのむほど繊細で、触れれば消えてしまいそうな薄い青の膜に包まれている」という感覚です。ISSが飛行する高度約400kmは、地球の直径(約12,742km)から見れば地表のすぐ上をなぞっているような距離です。そこから見下ろす地球は、絵画のような平坦な青ではなく、対流圏から成層圏へと向かってグラデーションを描きながら宇宙の暗黒へと消えていく、極めて儚い青の層として知覚されます。
まさにガガーリンが使った「голубоватая(青みがかった)」という控えめな表現こそが、人間の眼球が捉えた地球の真の姿を極限まで精確に言い当てていたことが分かります。
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