カラーが抜けた後にオレンジや赤みが浮き出てくる原因は、日本人の毛髪に高密度で含まれる「フェオメラニン」と「ユーメラニン(黒褐色色素)」の比率にあります。
日本人の地毛は黒から濃い茶色を呈していますが、これらは脱色(トーンアップ)の度合いによって以下のようにアンダートーンが段階的に移り変わります。
地毛の黒(4〜5トーン)から徐々にリフトアップしていくと、まず赤褐色(6〜7トーン)になり、オフィスカラーの標準とされる9トーン付近ではオレンジブラウン、12トーンを超えるとイエローオレンジへと移行します。ブリーチなしでミルクティーベージュを作る場合、薬剤の力で髪の明るさを8〜10トーン程度まで引き上げつつ、青や紫などの補色を重ねて赤みを打ち消しています。
しかし、人工的な染料はシャンプーや紫外線などの刺激によって日々流出します。その結果、補色によって抑え込まれていた「元々の赤み・オレンジみ」だけが髪に残り、色落ち後に暖色感が強く主張してしまうのです。
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